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ランニングコスト~コピー代削減方法

ランニングコスト~コピー代削減方法

カラー複合機(コピー機)のコストを考える際には、導入費用だけではなく月々のランニングコストをきちんと踏まえて導入を検討すべきです。特に、カラーコピーは一枚の印刷単価が決して安くないので、月間のカラーコピー枚数が多い企業は要注意です。

逆に言えば、少しの使い方の工夫や契約方法の変更、機種の変更によってランニングコストを大きく削減することも可能です。

今回の記事では、カラー複合機のランニングコストについて、カラーコピーの観点から徹底解説いたします。

目次

1、カラーコピーの印刷単価

ランニングコスト~コピー代削減方法

「高い」といわれる、印刷単価ですが、自社でカラーコピー1枚あたり何円のコストがかかっているかご存知でしょうか?また、カラーコピーの相場はどの程度がご存知でしょうか?
カラーコピーの印刷枚数が多い企業にとっては、ランニングコストの大部分を占めるケースもあると思いますので、まずは、正確に現状を把握しましょう。

① インクジェット方式のカラーコピー単価

インクジェット方式の複合機でカラーコピーをする際には、インク代金が印刷コストになります。複合機に3~6色のインクをセットし、必要に応じてインクを使用するので、厳密な印刷単価を算出するのは難しいですが、最近の機種の場合はメーカーホームページに大体の印刷単価の目安が表記されています。

例えば、エプソンのColorio EP-881AWという機種の場合にはA4サイズ一枚あたりのカラーコピー単価が12円と記載されています(メーカー純正インク使用時)。機種によって印刷単価が異なるので、一概には言えませんが、一般的には10~15円程度のランニングコストになります。

② レーザープリント方式のカラーコピー単価

レーザープリント方式の場合には、契約方式によってカラーコピー単価が異なります。

  • トナーを自前で購入する場合
  • トナーを自前で購入する場合は、インクジェット方式と同様、トナーの消費量に応じて、実質的なコストがカウントされます。トナーの方がインクよりも若干高い傾向にあるといわれます。A4サイズ1枚当たりのトナーの金額は15円前後になるでしょう。さらに、ドラム回収料金が1枚につき1円程度かかります。

  • カウンター保守契約を結ぶ場合
  • カウンター保守契約というのは、プリント1枚につき○円、と印刷量に応じて請求される複合機の課金方式のことを指します。機種によって異なり、傾向としては高速印刷できる機種ほどカウンター単価は安くなります。その代わり、機器代金(あるいはリース料)が高くなります。

    カラーコピーのカウンター料金は、だいたい20~40円程度です。

2、ランニングコストの下げ方

ランニングコスト~コピー代削減方法
カラー複合機のランニングコストの下げ方について、紹介します。

①リサイクルトナーや汎用性インクを使用する

トナーやインクの料金の節約方法としては、純正の消耗品を使用するのではなく、リサイクルトナーや汎用性インクを使用するという方法があります。純正の商品は、そのメーカーの複合機専用に作られたものであり、品質は最も高いのですが、コストも最も高くなります。
ただし、リサイクルトナーや汎用性のインクは、紙詰まりやインクの漏れなど、トラブル発症リスクが少しあがりますので、リスクに注意して利用しましょう。

②二色印刷を使用する

レーザープリントを使用する際に、フルカラーの必要性はなくても強調箇所を目立たせたいケースがあると思います。そんな時に、フルカラーではなく2色印刷を利用すると、印刷単価を抑えることができます。

③ トナーセーブモードを利用する

トナーセーブモードは印刷の品質を少し落としてトナーの使用量を節約するモードのことを言います。こちらも、社内文書や高品質が求められていない書面を印刷する際のコスト削減方法に最適です。トナーを自社で購入している際に利用できるランニングコスト節約方法です。

④ リースの契約を相談する

リース契約をしている際には、リース単価を相談することもできます。1枚あたりの料金を1円でも下げられれば、枚数によってはかなりの金額になりますので、リース会社に相談してみましょう。
あるいは、機種の変更などによって、単価を下げる方法もあります。

⑤ 契約内容の変更をする

リース契約には、一般的なカウンター契約の他にもさまざまなプランがあります。例えば、定額制のプランやカウンター枚数によって単価が変動するプランなどです。自社の印刷枚数や用途に合ったプランを選択することで、ランニングコスト削減を図ることができます。

⑥ 無駄遣いに注意する

ランニングコストを下げるための鉄則は無駄を排除することです。ミスプリントや、モノクロで問題ない書類をカラー印刷してしまうケースは、珍しいことではありません。
また、リース複合機のカウンター料金について中止したいのが、一般的なカウンタ―契約の場合は印刷物の中に一部でもカラーコピーが含まれている場合は、カラー印刷扱いになります。例えば、書面に印鑑が捺印されている見積書などをカラーモードで印刷した場合には、カラーコピーでのカウントになります。

3、まとめ

いかがでしたでしょうか?
カラー複合機のランニングコストを考える際に最も重要なポイントとなるカラーコピーの印刷代について解説しました。

レーザー方式でもインクジェット方式でも、カラーコピーの単価は高額になります。印刷すればするほどコストが高くなるので、単価を下げることと無駄な印刷を行わないことがランニングコスト削減の大きなポイントになります。

ランニングコスト削減のための様々な方法を紹介していますので、採用していただけたら幸いです。

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